熊本市

1行の文字化けしたテキストが現れるのみだが、何が起きているのだろう。404ページの体をなしていない。

福岡市

無効なリンクを報告する方法が見当たらないためマイナス1点。「福岡市トップページ」と「福岡市ホーム」が混在しているがどちらが正しいのか。

北九州市

ロゴはあるがリンクがないという初のケース。

広島市

パンくずリストが存在していないレアなページ。404エラーページの役割上、特定のページ配下に位置付けるのは不自然とも考えられ、正しい解釈と考えられる。

岡山市

タイトルが「岡山市からのお知らせ」となっており、404エラーであることを明確に示していない。

神戸市

どちらが先に公開されたのかはわからないが文面が大阪市とほぼ同一。

堺市

堺市のページであることがタイトルとフッターでしか判別できないのが不安を募らせてしまう。ひらがなで「まちがっている」や、「ください」と「下さい」の混在など、表現への気遣いが見られない。

大阪市

情報を探しなおすための動線が十分に提供されているが「情報が見つからないときは」へのリンクがあるのも有用。記載内容は神戸市とほぼ同じ。

京都市

ステータスコードが307と異質。一時的な転送を意味するもので、状況にフィットしているとは言えない。

名古屋市

ページの高さが極端に低く、適切に表示されていないようにさえ感じてしまう。

浜松市

涙を流す「出世大名家康くん」が印象に残る。無効なリンクを報告する方法がないため減点となったが、必要な要素をほぼ備えている。

静岡市

タイトルが「ご案内ページ」であり、状況を正確に表現しているとは言えない。ページ内の見出し「移動または削除」が唐突なことも含め、文章の構成が不自然に感じる。

新潟市

無効なリンクを報告する方法が見当たらないためマイナス1点。PC、スマホ、携帯(フィーチャーホン)それぞれのトップページの閲覧を促しているのが特徴的。

相模原市

「……デザインを新しくしました。そのため、各ページのアドレスを変更いたしました。」とあるが、デザインの刷新は必ずしもURLの変更を伴うものではなく、適切な表現とは思えない。

川崎市

グローバルナビゲーションが提供されない一方で、区役所や交通局、病院などへのリンクは掲載されている。

横浜市

404エラーであることではなく、リニューアルしたことをページタイトルにしているのが不自然。

千葉市

簡潔な本文記述ながら、必要な要件が揃っているため10点満点を獲得。

さいたま市

探しているページが見つからない場合の案内ページとして秀逸。

仙台市

グローバルナビゲーションとそれ以外の主要な探し方も提示している。ただし「観光情報・イベント」が「観光・イベント情報から探す」と記されるなど一部、表記が正しくない。

札幌市

本文中「お探しのページ」と「ご指定のページ」という2通りの呼び名が現れるが、どのような意図があるのか。

沖縄県

「沖縄県ホームページは、システムリニューアルに伴い、下記のとおりURLを変更します。」とある。「しました」ではなく「します」というのは、これから行われるということだろうか。

鹿児島県

千葉県・愛媛県と同様の記載内容となっている。「ブラウザで再読み込みを行ってください。」が唯一の行動提案になっていて、共通するナビゲーションやサイト内検索の利用は促されていない。

宮崎県

このページが表示された理由を示していない。「暮らし・教育」と「くらし・教育」の2つの表記が混在している。

大分県

「従来のページからの問題点を改善されるようにサイト構成や分類の見直しを行い、……」不自然な日本語が使われている。

熊本県

ステータスコードが410だが、これはかつて存在したページが消滅したことを示すもので、今回の調査方法に照らすと正しいステータスを返しているとは言えない。

長崎県

サーバ切替に間に合わず、サービスを一時停止している場合があるということだが、切替時期も影響範囲もわからない。現状と異なる状況と思われるので404エラーページを修正してほしい。

佐賀県

ナビゲーションは存在せず、トップページへ戻って再検索することを促している。通常のトップページと、携帯(ガラケー)のページの2つを案内しているのが特徴的。

福岡県

指定のページを見つけられなかった理由は示されていない。グローバルナビゲーションを用いることだけが促されている。

高知県

(注1)がドメイン名の変更、(注2)が組織の変更であるのに対して、(注3)はサイト内検索を用いることを推奨していて、「注」の用法に一貫性がない。

愛媛県

記載内容は千葉県・鹿児島県と同一で、唯一の行動提案が「ブラウザで再読み込みを行ってください。」となっていて、共通するナビゲーションやサイト内検索の利用は促されていない。

香川県

「画面右上の検索ボックス」という位置に依存した表現が好ましくない。また実際には「検索ボックス」という名称は用いられていないので、当該要素を見つけにくい状況にある。

徳島県

ページ内の画像に代替テキストが設定されておらず情報が取得できない。

山口県

赤い太字で示される「ご指定のページは見つかりませんでした」が、一瞬、重大な警告のように感じてしまう。また、この文字列はh2要素ではなく、h1要素を用いるべきと感じる。

広島県

共通して設けられているナビゲーションではなく、トップページからの探し直しを促している。リニューアルによってアドレスが変わったことを前提としているのには違和感を覚える。

岡山県

このページが表示された理由を示していない。前のページに戻るか、トップページに進む行動しか促しておらず不親切な印象を持った。

島根県

本体サイトだけでなく「リメンバーしまね」「しまねUIターン総合サイトくらしまねっと」など別ドメインのサイトでも404ページが作成されていない。意図的なものだろうか。

鳥取県

ロゴやナビゲーションなど通常ページとの共通する部分がなく、エラーメッセージも一般閲覧者にとってはわかりづらいものとなっている。

和歌山県

title「エラー」、パンくずリスト「エラー(Error)」、h1要素「ご指定のページまたはファイルが見つかりませんでした。」がすべて異なる珍しい状態。

奈良県

見つからなかったページのURLを広報広聴課に伝えるためのフォームが用意されている。

兵庫県

頭を下げている「はばタン」がいるが、代替テキストが空(alt=””)になっているので、あえて存在が消された状態になっている。せっかく謝っているのにひどい。

大阪府

「平成23年6月1日に、全面リニューアルを行いました。」とあるが、8年以上経過した現在、これを筆頭に挙げるほどの影響は生じていないのではないだろうか。

京都府

「京都府総合お問い合わせ窓口」へのリンクだけでなく、404エラーページ自体に電話・ファクス・eメールを明記している。いつ返事をするかもきちんと示していて好感が持てる。

滋賀県

今回の調査テーマが選定された理由の一つである滋賀県だが、リダイレクトに関する問題は指摘されるものの、現在の404エラーページだけを見れば大きな問題は見られない。ちょっと安心。

三重県

ページではなく「ドキュメント」が見つからないという表現が用いられている。提案されるリンク先になぜ「しごとガイドへ」が含まれるのだろうか。

愛知県

404エラーではなく、「Not Foundのページ(https://www.pref.aichi.jp/soshiki/notfound.html)」が正しく表示されたもの(ステータスコード200)として扱われている。

静岡県

特に必要とは思わないが「静岡県のホームページにお越しいただきありがとうございます。」とある。「せっかくお越しいただきましたが」や「いま一度」など独特の表現が見られる。

岐阜県

「・」(中黒)と改行を用いた箇条書き風の記述はいただけない。ヘッダーに広告が表示されていることもあって404エラーページにも広告が表示されているのが特徴。

長野県

リニューアル直後のため、直近の組織改編に関する記事に正しくリンクが張られているが、次回の組織改編時に404エラーページを忘れずメンテナンスできるのかが心配。

山梨県

表示された原因に対する対応方法の説明が簡潔かつ丁寧で好印象。無効なリンクを報告する方法が示されていないため満点ならず。

福井県

アドレス違いの原因として「数字の1とアルファベットのl(エル)が間違っている。」「半角ではなく全角の英数字が混じっている。」という入力文字(種別)の違いを挙げているのが独特。

石川県

404エラーのカスタムページが存在しない。ステータスコードは正しく404を返していたため0点を免れた。

富山県

「画面上部のキーワード検索、分野別案内、組織別案内、サイトマップから」と説明があるが、「分野別案内」「組織別案内」は言葉として見つからないので戸惑う。

新潟県

表示理由や行動提案が日本語だけでなく英語でも記されているのが特徴的。しかしながら、英文が404エラーではなく403エラーについて書かれているのが残念。

神奈川県

404エラーページは、他サイトではパンくずリスト上ではトップページ直下に位置づけられることが多いが、神奈川県では「ホーム > 組織からさがす > 知事室」という独特の位置づけがされている。

東京都

栃木県に続き「又は」が登場。404エラーページは公用文で書きがちというのは、自治体404あるあるなのか。

千葉県

ページ上で示される行動提案が愛媛県・鹿児島県と同じく「ブラウザで再読み込みを行ってください。」のみ。適切な解決策ではないため記述を改めたい。

埼玉県

404エラーページが32件の「いいね!」を獲得しているのが興味深い。コバトンの画像の代替テキストが「404_コバトン」なのだが、404専用のコバトンイラストが存在しているということだろうか。

群馬県

困った感じのぐんまちゃんがかわいい。でも、せっかくぐんまちゃんがいるのであれば、ぐんまちゃんが正しいルートを案内するような表現があると良かったのでは。

栃木県

だめとは言わないが「又は」が気になる。「トップページ」と「ホーム」、「テーマから探す」と「テーマ」、「組織から探す」と「組織一覧」など、いちいちラベルが異なるのが悲しい。

茨城県

リニューアルによるURL変更が404エラーを前提としていることに違和感を覚える。リニューアルからは4年半以上経過しているが、次のリニューアルまでこのままなのだろうか。

福島県

フッターのメールアドレスは画像が用いられている。画像の代替テキストは「福島県庁代表メールアドレスの画像」となっているため連絡先がわからない。

山形県

404エラーではなく、403エラー(サーバに要求を拒否された)として扱われている。ページタイトルも「エラーが発生しました(ACCESS DENIED)」であり適切とは言えない。

秋田県

他ページでは「Home」だが、ここでは「HOME」と一貫性のない表記が見られる。記載内容に不足はないが断定的でやや突き放した印象を受ける。

宮城県

このページに限らないが「宮城県公式Webサイト」「宮城県公式ウェブサイト」「宮城県公式ホームページ」の混在が気になる。無効なリンクを報告する方法はない。

岩手県

404エラーが、Googleの検索結果が正しくないことに起因するかのような記述になっている。ロゴは存在するが、他ページと共通するナビゲーションは存在していない。

青森県

このページが表示された理由や、この後に行うべき操作、連絡先の提示など、ほぼ完璧と言っていいページ。ファクス番号も記すべきという考えもあるかも。

北海道

下段の「お問い合わせ」まで御連絡ください。とあるが、「お問い合わせ」ではなく「問い合わせ先」なのが惜しい。

見えない人は新しいマシンで

このような提案がしっくりと受け止められるかはわかりませんが、見えない人はできるだけ新しいPCを使用することをおすすめします。というのは、このたび使用中のPCが壊れて新調したところ、感じるところが多かったからです。

私のメインのPC環境

私のメインのPC環境は、購入時最新のWindowsに高知システム開発のPC-Talkerを入れ、同じく高知システム開発のNetReaderとMyMail、シナノケンシのNet-PLEXTALKをインストールして終了です。

買い替えの目安は「なんか重たい」

この環境は特に問題がなければ5~6年そのままで使用します。どんどん買い替えればサクサク動くことは承知していますが、使い続けてわかる変化もあるので。しばらくすると、大体読み上げの動きが重たくなってきます。ネット上のコンテンツの進化に音声ブラウザが追いつかなくなるのでしょう。しかし、読み上げないわけではないし、徐々に進む重たさには意外と対応してしまうものです。そうは言っても随分表示が遅いなとなって、重い腰を上げる形で買い替えてきました。

このたびの買い替え

このたびは使用している一部のアプリケーションソフトが動かなくなっての買い替えです。理由は不明ですがPCが壊れたのだろうと判断しました。OSは8から10に変わり、それに伴いアプリケーションソフトも最新にしました。まず、動きが速いです。それは予想の範囲ですが、読み上げの不都合もおおむね解消されました。私はプロの作り手ではないので、こういうところがこういう理由で不都合だということを的確には言えないのですが、毎日Webサイトの閲覧をしていると、あるタイミングで今まで読めていたサイトが読めなくなってしまうという体験をすることがあります。多分ですが、一般のみなさんにとっては便利になった何かが、音声ブラウザには負担になっているというケースだろうと予想がつきます。悲しいのですが、そういったケースにも「まあ、そんなもんだ」と簡単に気持ちをおさめて暮らしています。

見えないけどいろいろ見えるようになって

ところが、今回のPCの買い替えで、わずかな不具合と思っていたものたちがしっかり閲覧できるようになって、何だか頭の中までクリアになったような気がします。ちゃんと読めるっていいな、わかるっていいなと目の前が明るくなったみたいです。きっと、これまでは私の買い替え速度とネット側の変化の速度がそんなにずれていなかったのでしょう。今回は、私の買い替えのタイミングが遅くなった上に、ネット側の変化の速度は速くなっていて、このような事態を引き起こしたものと思います。よく、高齢者の方が若い人のPCやスマホのお古を利用する、または、お子さんが親のお古を利用するということを聞きます。もったいない精神やものの大切さの教育には強く賛同しますが、情報機器はその利用の意味やスキルの向上を考えて、できるだけ新しいものを使えるといいと思います。

見えない人へのアドバイス

見えない皆さんはOSの新発売にすぐに対応してはいけません。OSが新しくなって、それに合わせてスクリーンリーダーや音声ブラウザの開発が進みますので、その開発期間とか、なじむ期間を見越して一呼吸おいて飛びつくようにしましょう。経済状況や日常生活用具等給付制度の耐用年数などを考慮し、新しいPC貯金をするといいかもしれません。今後は私も気をつけて、もう少し買い替えのタイミングには敏感になろうと思います。

2019年8月3日追記