今年も自治体サイトWebアクセシビリティ調査発表の日がやってまいりました。今年はなんと日曜日です。そして、防災訓練もありましたので、訓練終了後のリリースです。
音声ブラウザをご利用のみなさんへ
あくまでも、音声ブラウザをご利用のみなさんへのメッセージです。自治体の発信者や、自治体サイトを制作している人に向けてのメッセージではありませんのでお間違いのないように。
自治体サイトに画像や動画、SNSの埋め込みをなくすのは難しい時代が来ました。あって当たり前です。そうしますと、特にトップページにそれらが埋め込まれる場合、どうしても音声で余計なことを言いますので、そういう部分だなと気づきましたら聞き流しましょう。うっとおしいことと、そこにほしい情報があるのではないかという二つのことが気にかかると思いますが、うっとおしいことは我慢していただくとして、そこにほしい情報はまずないので気にせず聞き流しましょう。自治体サイトはどこの都道府県も政令市もちゃんと情報がありますし、読み上げてもらえる状況が近年続いています。ぐじゅぐじゅっとしたところはとりあえず無視して聴いた方が、ほしい情報にストレスなくたどり着けます。
自治体サイトのWebマスターとその周辺のみなさんへ
毎年調査対象になってくださりありがとうございます。日々の情報発信も本当におつかれさまです。そこで、今一度、不必要に仕事が増えていないかを確認してください。47の都道府県、20の政令市の公式サイトが調査対象ですが、ダメなサイトは一つもありません。相当高いレベルで情報を受け取ることができるサイトになっています。16年連続17回横並びで閲覧、調査をしてまいりました。現在は、日本の誇りと言ってもよい状況にあると思います。どうか自信をもって、アクセシビリティの推進を主体的に担っていってほしいと思います。
自治体サイトを制作している業者のみなさんへ
わからないことは無理して実装しないでください。間違った解釈をお客さんである自治体に伝えないでください。JISの解釈に迷う自治体からの問い合わせに対応していますが、どうしてそのような解釈に至ったかをさかのぼりますと、今年は業者の意見という例が複数ありました。ユニバーサルワークスでは、自治体だけでなく、業者の相談にも対応いたします。解釈があいまいなときはお問い合わせください、
ただただ調査結果を楽しみにしてくださるみなさんへ
67の調査結果がありますので、我々調査員も大変ですが、結果をご覧になる皆さんも大変だと思います。お時間があるときにぼちぼち眺めてください。初期の調査のようないわゆる文句はもうありません。どちらかというと、調査側が端末の変更などしながら現代に即した調査をしていく必要に迫られているような気がします。来年もまた、暑さに負けず元気に調査ができるよう精進してまいります。