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調査概要

有限会社ユニバーサルワークスは、「自治体サイトWebアクセシビリティ調査 2019」を実施し、47都道府県・20政令指定都市の自治体サイトのアクセスしやすさを評価しました。今年で17回目となる今回のテーマは「404エラーページ」です。

2018年3月の国税庁や2019年7月の世田谷区と滋賀県のウェブサイトで、リニューアル時のURL変更に伴い大きな混乱が生じたことを耳にした方もいることでしょう。URLが変わったり、ページが削除されたり、アドレスの入力を間違えたりした際に表示される「404 Not Found」エラーページは、閲覧者にとって行き止まりとなる可能性があります。ですが、適切な情報提供をすることで、閲覧者の目的達成の一助となり、閲覧者の満足度を保持することができます。

今回は、Google Search Consoleヘルプ「404 ページのカスタマイズ」に示される内容を参考に採点基準を定め、47都道府県・20政令指定都市の404エラーページが備えている機能や表現について調査を行いました。

調査方法

47都道府県・20政令指定都市の公式サイトのURLの末尾に「/u-works/」を付加し、存在しないアドレスへのアクセスを試みました。表示されたページが持つ機能・内容・表現を確認しました。

採点基準を定めるにあたって

Google Search Consoleヘルプ「404 ページのカスタマイズ」には、以下のことが書かれています。

ユーザーをサイトにとどまらせ、探している情報を見つけるのを助ける効果的な 404 ページを作成するには、次のようにすることをおすすめします。

ユーザーに対して、探しているページが見つからないことを明確に伝えます。親しみやすく魅力的な言葉を使用します。
404 ページを、サイトのその他の部分と同じデザイン(ナビゲーションを含む)にします。
最も人気のある記事や投稿へのリンクの他、ホームページへのリンクを追加します。
無効なリンクを報告する方法をユーザーに提供することを検討します。
この 404 ページがどれほどきれいにデザインされ、役に立つものであっても、Google 検索結果に表示したいとは誰も思わないでしょう。404 ページが Google や他の検索エンジンのインデックスに登録されないようにするため、存在しないページがリクエストされたときにウェブサーバーが実際の 404 HTTP ステータス コードを返すことを確認します。
アドレス変更ツールを使用して、Google にサイトの移転を通知します。

これを基に、「ステータスコード」「ロゴ・リンク」「デザイン適用」「記載内容」「管理者等への報告」「ページタイトル」の6つの観点を定めました。

採点基準

各観点の採点基準は以下のとおりです。(すべてを満たすと10点満点となる。)

  • ステータスコード(1点 or 0点)
    ステータスコードが「404」であれば1点。それ以外の場合には0点とした。
  • ロゴ・リンク(2点 or 1点 or 0点)
    ロゴがあれば1点、そのロゴにホームへの有効なリンクが張られていれば2点、何もない場合には0点とした。
  • デザイン適用 (2点 or 1点 or 0点)
    通常ページと同様の見た目・共通するナビゲーションの付与があれば2点、過去のサイトのままだったり、メニューの欠落などが見られたりする場合には1点、通常ページとの共通性が見られない場合には0点とした。
  • 記載内容 (2点 or 1点 or 0点)
    エラーページが表示された理由とどのような情報で譲歩探索を続けられるかの両方の記載があれば2点、表示理由は記されているがその後の行動に対する情報提供が不十分な場合には1点、表示理由がない場合には0点とした。
  • 管理者等への報告 (1点 or 0点)
    メールアドレスの記載、フォームへのリンクのいずれかがあれば1点、電話番号のみなど記載が不十分の場合は0点とした。
  • ページタイトル (2点 or 1点 or 0点)
    ページが見つからない旨の表現がなされていれば2点、別の内容であるがエラー表示がされている場合には1点、それ以外は0点とした。