お中元と言えば、「キリンハイパ」でしょう。そして、すぐそこのイトーヨーカドーでも売っているけれど、一応、大型スーパーではなく百貨店にしておきましょうなどと、当社に一番近い(唯一なのだが)『沼津西武』で購入するのが常であったが、今年は、ネット注文も選択肢に入れた。このような仕事をしていながらも、お中元・お歳暮をネットでということには抵抗があったのだが、「グラマシーニューヨーク」だとか、「アンリ・シャルパンティエ」だとかが人気と聞くと、田舎者を痛感させられるわけである。田舎者でも知っている百貨店を思い浮かべながら、6つのお中元サイトに出かけてみた。
トップページを閲覧した段階で、6つの百貨店のうち、3つの百貨店に脱落いただいた。アクセシブルとはほど遠いこと、それから、何と申しましょう か、私のイメージするオンラインショッピングとは違う・・・などという理由からである。
ここからは3つの百貨店の争いとなる。(『伊勢丹』 『三越』『高島屋』 がノミネート)
これらは、「商品カテゴリ」と「商品検索」のふたつの構成で、商品リストへの動線がつくられていた。
商品カテゴリについては、目的とする商品が含まれていそうなカテゴリを選べばよいので、伊勢丹と高島屋については、迷いなく「洋菓子」を選ぶこと ができた。三越は、「チョコレート・クッキー」「ゼリー・アイスクリーム」となっていて、私の目的とする商品を思うとどちらがよいか、また、どちらにせよ 確実に含まれているだろうかとぴんとこなかった。それでも、「チョコレート・クッキー」を選択し次階層に進むと、商品ブランドがいくつか出てきて、その後 ろに「その他ブランド」とあったので、ほかのブランドも知りたいと思って選択すると、予想していたブランド名ではなく、商品リストがずらっと出てきた。 「その他ブランドの商品リスト」としておいてもらった方がよかったな。
商品検索については、キーワードの汎用、価格のしぼり込みができればよいので、三越はとてもわかりやすかった。
伊勢丹は、チェック項目の意味がわからず、種類も多くて戸惑った。
高島屋は、キーワードの汎用性が怪しかった。
今回、「簡易検証」としたのは、上記のように検証していると、購入の段階まで進むことは到底困難と思われたからである。今回は、商品選びが可能か というところまでにさせていただくことにして、「商品カテゴリ」なり、「商品検索」なりで出てきた商品リストが、理解できるだろうかという検証に入る。
三越はOKであった。かゆいところに手が届く感じでいいね。
伊勢丹の「洋菓子」は、
高島屋の「洋菓子」は、
となっており、NGである。
NGページに関しては、何と申しましょうか、聴いていて懐かしささえ感じた。目の前にかざした色紙(いろがみ)の色の識別が、どんなにがんばって もできないように、Webサイトというものの理解は、音声ブラウザを用いても無理なのだとあきらめてしまっていたころを思い出した。
2005年のお中元商戦は、『三越』さんに軍配。やっと、みんなのスタートラインに到着。これから、本物の商品選び。あれっ?「グラマシーニュー ヨーク」たちがないよ。難しいもんだな。