2006 - 全国47都道府県の評価コメント一覧

評価コメントの一覧を用意しました。
自治体名には各調査結果ページへのリンクが設定されています。

北海道・東北

北海道

長きに渡るリニューアル予告を経て、満を持してのリニューアルを行なった北海道。JIS X 8341-3:2004への準拠を目指すことが明言されていたが、過剰にdiv要素が使われ、見出し(h1~h6)要素がほとんど用いられない「CSSでレイアウトしたサイト」に生まれ変わってしまった。

見出しやリストといった文書構造を記述要素が極端に少ないことに加え、インデント(字下げ)のためにblockquopte(引用)要素が用いられるなど、見た目(だけ)を整えることに重点が置かれてしまった。

リニューアルに関する一連の事業は「道HPバリアフリー化推進事業に係るサイト構成及びページデザイン等業務」と位置づけられていた。「文書構造が記述されないCSSレイアウトのサイト」が「バリアフリー化」の答えであるとしたら、残念という以外に言葉が見つからない。

青森県

昨年指摘した「指定されたURLでRSS配信が受けられない」ことは解決されておりうれしく思う。

昨年のリニューアルにより、上位階層を中心としたナビゲーションの改善がなされたにも関わらず「新着情報」や「注目情報」に並ぶ記事を見ると、それぞれのページ構成が異なり、統一感が感じられないものとなっている。全てを一度に整えることは難しいとしても、新たに掲載される情報については、ガイドラインの遵守・共通要素の付与の徹底をすべきではないだろうか。そうすることによって、その後の移行・変換の手間は軽減されるはずである。

現状の運用方法で守ることが難しいガイドラインなのであれば、ガイドラインの修正を行なうか、ガイドラインを守れるだけの運用方法を検討すべきであろう。定型化されていない情報が山にならないうちに手を打ってほしい。

岩手県

電子納付」ページでは、背景全体の色が定期的に変わり、何かの警告が発せられているのかとビクビクしてしまった。このような変化は閲覧において何の利点もないと思われるのだが、何らかの意図があるのであれば教えてほしい。

「銀河系いわて情報スクエア」。初めて調査を行なった3年前には違和感があったが、調査を続けるにつれ「岩手県」といえば「銀河系」と、言葉として私の中ではかなり浸透してきた。機能や組織を簡潔に示す名称をつけることが望ましいと思うのだが、一つのイメージを育てていくことも大事なことなのだろうと感じる。

「銀河系」がどういう意味なのかはわからないままだけれど。

宮城県

「分野別ショートカット項目」と呼ばれる「くらし」「教育・文化・交流」等の分野別ページへのリンクが、通常は目に見えない形で存在している。その先の2つの階層は、そこからしか利用できず、音声ブラウザでなければ、普通は到達できない階層となっている。元々の分類に不自然さは感じられないので、目に見えている項目と同じものを音声ブラウザ等にも同等に提供できれば、それだけでアクセシビリティは確保されるように感じる。

「音声ブラウザのために」何かを記述することは、特定の利用者に利便性を提供するかも知れないが、それ以外の利用者との新たな差を生んでしまうことになるのではないだろうか。

ほとんどのページに共通するナビゲーションが用いられ丁寧な運用がされている印象を受ける。音声ブラウザのためのテクニックに走るのではなく、基本に忠実なサイトであってほしい。

秋田県

サイトの階層構造と、サイト内におけるページの位置を示すトピックパス(パンくずリスト)が非常に特徴的。Webサイトでは、一つの情報に対して、分類や役割に応じて複数の到達経路が用意されていることが多いが、通常は、情報の所在を一つに定め、それをトピックパスとして表示させている。

秋田県のサイトでは、調査の範囲では、最大で4行(4ルート)のトピックパスが表示されていた。関連する様々なページへの遷移が容易に行なえることもあるのかも知れないが、情報の所在が明確でなく、サイト全体の構成を把握することが難しくなるのではないだろうか。また、音声ブラウザ等においては、同じような言葉が連続して何度も聞こえてくることで、どういった性質の情報であるか理解できない可能性が高い。

山形県

「くらし」「健康・福祉」など利用者の視点で情報分類がされているように思われるが、お知らせなどを見ると組織による分類が中心になっていることに違和感がある。また「その他」という最上位だが、目に触れにくい謎の分類が存在している。サイトの使い方などを示す情報がそこに含まれるようであるが、「その他」には何も項目が表示されないなどの矛盾もある。

各ページには、見出し要素が用いられているが、どういうわけか「h5」ばかりが並んでおり、正しい構造が示されているとは言えない。

「RSS配信」ページの記載内容が、ほぼ秋田県と同じである。問題になるようなことは書かれていないが、どちらがどちらを参考にしたのかは少し気になる。

福島県

昨年指摘した『分野別、組織別など内容ごとにその部分のみが入れ替わった4つの異なるトップページ』や『「サイトマップへ(テキスト版)はこちら」と「▲サイトマップへ 」という2つの異なるリンク』はいずれも、なくなっていた。

確かに問題があると指摘はしたが、だからといって「分野別案内」「組織別案内」「五十音案内」「検索(キーワード案内)」をサイトの最上位の分類とするほど、それぞれに有効性があるのかというと、それは否である。分野別に分類された情報を軸に、その情報に対する別の探し方を見せるという方法に間違いがあったとは感じられない。

「五十音案内」が、音声ブラウザ等では、アイウエオタチツテト…と、五十音順に聞こえてこない。この方法で情報を探すかどうかは別としても、せめて五十音順に聞こえてほしいと思う。

関東

東京都

徳島県、栃木県などと同様、調査開始の3年前からサイト構成・レイアウト等の大きな変化がない。項目数、個々のグラフィックなども含め、47都道府県中、最も見た目の変化が少ないサイトである。当初想定し得ない種類の情報を掲載しなければならないこともあったと思うが、ソツなくまとめている。

報道発表資料同様、通常のページでも、そろそろ文書の構造化を意識すべきではないだろうか。特に音声ブラウザ等を利用した場合には項目の並列感が強く、どこがポイントになるのかつかみづらい印象を受ける。

電子調達のページは、あれほどまでにフレームが必要であろうか。

神奈川県

視覚的には「県の運営情報」「くらし・交流」「ビジネス・働く」が3つの大きな入口になるが、音声ブラウザ等では、それらが「県内の大切なお知らせ」「神奈川県で暮らす方たちへ」「神奈川県で働く方たちへ」に変わる。同じページへのリンクであり、内容としては同じ言葉が書いてあるのだが、やや印象が異なってしまう。同じラベルを採用しなかったことに何か意図はあるのだろうか。

「お!知らせ掲示板」「オススメMenu」などの表記が見られるのだが、ALT属性でも忠実に同じ表記をしている。「お知らせ掲示板」「おすすめメニュー」という日本語らしい表記に改めてはいかがか。ただ、その場合も「おすすめメニュー」というラベリングの妥当性には疑問が残る。

埼玉県

「彩の国災害時用伝言板ネットワークシステム」部分にある「状態表示画像」(見た目には「待機中」)は相変わらず意味がわからないが、トップページにおける分類の強弱や、素直なラベリングには好感が持てる。

各ページを見ても、質にばらつきがなく、音声ブラウザ等でも情報取得の妨げとなる要素は極めて少ないのだが、全てが3点といういいとも悪いとも言えない評価となった。県庁のみならず関連組織・関連機関のサイトの質を高めることで、大きなレーダーチャートを形成することができそうである。

バナー広告を募集中なのはわかるが、今の段階からご丁寧にも「バナー1」「バナー2」…と全てにつけなくても問題はないように思われる。

千葉県

昨年の調査結果発表の約1ヵ月後にリニューアルをしているようであるが、何がどう良くなったのか、理解できずにいる。分類を意識して見せている感じを受けるが、インデントの位置や、行間、文字の折り返しを始めとした視覚的な不揃い感もあって、整理されているという印象は受けなかった。

意見・感想を送るフォームが別ドメイン(www.pref-event-chiba.jp)に存在し、SSLに対応しているとのこと。しかしながら、ベリサインの証明書によると、このドメインの運営主体は「PANASONIC SYSTEM SOLUTIONS MARKETING CO.,LTD」であるとされている。私の個人情報は、どこに行ってしまうのだろう。

リニューアル前から存在していた「文字のみのメニュー」は、通常のトップページに比べ大幅に情報が少なく、その次からは普通のページに遷移してしまうため、使いみちがよくわからない。「メニュー第1ブロック」などの表現も、利用者にとっては分類の手がかりにはならず、リニューアルした後も、そのまま残ってしまったことが不思議に感じる。

茨城県

昨年までひどく文字が小さい部分があったので「大きくしてください。お願いします。」と書いておいたところ、サイト全体がリニューアルしたことによって、その要望がかなえられて良かった。ありがとうございます。

「分野別のご案内」の各項に(アイコンのALT属性として)数字がついているのだが、これは何を示す数字だろうか?

調査時には、次々にページを見ていくのであるが、(CSSが有効である場合)訪問前と訪問後でリンクテキストの色に変化がないため、訪問済みであることを忘れてしまい、何度も同じページを見ることになってしまった。

色変えてください。お願いします。

栃木県

トップページは訪問者の目的に合わせた分野別項目に絞り込んでいるが、各分野に属さないもしくは、全てに属する項目が増えてきたことで、その色合いが薄れてきているように思う。特に、各分野ページに必ず配置されている「案内」については、サイト内での位置付け、ページ内での位置付けを再考する必要があろう。
ここまで3年連続で同様のコメントとなった。シンプルに分野別の入口を設けたいさぎよさはあったが、構成上の限界が見えてきてしまったようだ。

言語選択部分のALT属性が全て日本語で記されている。また、読み上げの順序からも相当読み進めないとここまでたどりつけない状況である。

群馬県

プルダウンメニューをナビゲーションに用いる場合、JavaScriptが無効の場合の対応等を検討すべきであるが、群馬県では各県民局サイトへの移動に、JavaScriptが無効だった場合に、テキストリンクが追加表示されるため、問題なく移動ができるように配慮されている。

リンク画像のALT属性に「へのリンク」がついているが、音声ブラウザ等では、リンクであることは明示されるため過剰な記述といえる。また、「産業・労働のメニューへ進む」や「産業・労働の詳細をサイトマップで見る」といったリンクも、機能差がわかりにくく、実効性のあるラベリングとは思えない。

山梨県

トップページからのリンク数が168(うち、30前後はカレンダー機能によるリンク)とかなり多い。

どのページを見てもほとんど同じ見た目で、視覚的なポイントもなく、魅力的であるとは言い難い。発信者の主張はあまり感じられないが、一定の書式で全ての情報が掲載されているため、明確な目的(やキーワード)を持ってサイトを訪れる場合などには力を発揮するサイトとなっているように感じる。

利用者の中には何かをインストールすることに対する抵抗感があることも多い。OSに備わっている補助機能について解説を行なうなど、動作環境が限られた閲覧支援ソフトを安易に勧めない点には好感が持てた。

北信越

新潟県

動作環境は限られるが、ツールバーを導入することで、新潟県のサイトを訪れなくても県からのお知らせや防災情報を得ることができたり、音声読み上げ・ふりがな付与など閲覧を補助する機能を利用できたりする取組が行なわれている。

トップページ最下部には、ページのいくつかのブロックに戻るためのリンクが目に見えないかたちで備わっているが、「サイドメニューに戻る」「メインメニューに戻る」などと、どこに戻るのかが明確に表されていないため、それを使用することで自分の居場所を見失うこともあるのではないだろうか。「本文ここまで」の記述があっても本文の始まりが表されていないこともあり、読み飛ばしに関する記述がやや信頼を欠いたものになっている。

長野県

画面上に並ぶ画像がリンク画像か、クリックできる範囲、上下のテキストや別の画像との関係など、画像の表現に問題が見られる。また、元の画像とは異なる大きさでページ上に表示させているため、文字のつぶれなどが見られ、読みにくいものとなっている。

ヘッドラインに多数の情報が掲載されている。掲載の基準や順序については定かではないが、これらの情報を、適切な分野に振り分けて掲載していくことはあまりないようである。このヘッドライン(もしくは「過去のヘッドライン」)に載せておかない限り、新たに掲載された情報を見る方法がないのだとすれば、その運用にはすでに限界が見えている気がする。

富山県

明確な分類と、コンパクトなトップページから、整然とサイトが構成されている印象を受ける。下層のページも、極力不要なナビゲーションを排除し、シンプルに記事を表現する姿勢が見てとれる。サイト全体のボリュームが都道府県としてはやや少ない印象を受けるのだが、今後も、ルールを守ったページづくりを行なうことで、サイト全体の使い勝手を維持してほしい。

昨年の指摘から1年。「レイアウトのためにtable要素を用いず、CSSによるレイアウトが行われてはいるものの、トップページには、見出し(h1~h6)要素が全く用いられていない。」という状況に変わりはない。CSSでレイアウトを行なうことと、アクセシビリティとは、イコールで結ばれないことを認識すべきである。

石川県

「いしかわWebデザインガイド」が定められて数年。サイトのリニューアルが昨年。それ以降も多くのページが作成されているが、ガイドに定められている事項に反するページが相当数存在している。「これまでに情報ユニバーサルデザインに配慮し、改善を図ったページ」としてトップページを含めた6ページ(サイト)が挙げられているが、1年経過しても、この数が増えていない。

「対象ページを順次拡大していく」とのことであるが、トピックスに挙げられている8つのページのうち、一つも対象ページとはなっておらず、単なる逃げ口上にならないことを強く希望する。

福井県

今年で4回目の調査となるが、毎回「北陸新幹線」を話題にしているので、今年も何か指摘しようと思ったが、昨年同様「次のページはflashを利用したページです。音声読み上げソフトをお使いの場合OSが停止する可能性があります。」という記述があるのみで、どうしてもFLASHのページを開かなければ、その先には行かせてくれないようである。

サイト内検索にGoogleを採用している。Googleを採用すること自体に問題があるとは思えないが、検索結果に広告が表示されるタイプのものを設置している。福井県では、サイトにバナー広告を掲載しており、それに掲載せずともGoogleに出すことで、間接的な広告が可能となることに問題がないのだろうかと心配になってしまう。Google パブリックサービス検索など、よりふさわしいサービスを選択すべきではないだろうか。

東海

愛知県

トップページのFLASHの直前に不可視で記載されている「FLASHファイルをスキップ」という表現が気になった。

FLASHの近くにある「SKIP(or スキップ)」は、通常「FLASHムービー再生終了後の自動遷移を待たずに、その自動遷移先に遷移する。」という動作をすることが多いが、この場合の、スキップは「次のブロックへのページ内リンク」である。「スキップ」という言葉も、どの要素の近くに置かれるかで、動作も利用者の解釈も異なる。そのことで、誤解や混乱を招かないよう注意が必要である。

岐阜県

47都道府県の中で、トップページの面積が最小。設定されているリンク数は、平均を下回るが極端に少なくはない。したがって、狭い面積にたくさんの画像を配置し、小さな画像の中に多くの文字を押し込んだデザインになっているようである。

読みにくいほど小さな文字を並べてまで確保したかったこの小さなトップページであるが、横幅が780ピクセル強あるため、想定していたであろう800×600サイズのモニタでは、横スクロールが発生してしまう。横幅800ピクセルが表示できるモニタにおけるWebブラウザの実効スペースは、横幅750強であることに留意したい。

静岡県

「お問合せ」「県政に対するご意見・ご提言、ご要望などは 県民のこえ」「サイトに対する技術的なご質問・照会は webmaster@pref.shizuoka.jp」「各室(課) への連絡先一覧」と、トップページだけで、問い合わせに関する項目が4つもある。どのページからの問い合わせが最適であるかを理解するのが困難。

一番ラベルのシンプルな「お問合せ」を選んでみると、相談内容によって、問い合わせフォームを選択しなければならないという煩わしい作業が待っていた。このページ自体の問い合わせ先は「県民のこえ室」になっており、トップページにあった「県民のこえ」との関連も気になり始める。

どこに聞けばいいか聞いてみたいが、それをどこに聞くべきかわからない。

三重県

テレビの世界では、CMスキップによる広告価値の損失が話題となることがあるが、このサイトでは「バナー広告をスキップします」と、音声ブラウザ等向けの機能ではあるが、掲載媒体側の機能として読み飛ばしを提供している点は興味深い。

イベント等のお知らせで、スペースを用いてレイアウトを調整している例が目立った。標準的な文字サイズで閲覧している場合には、読みにくさはそれほど感じなかったが、文字サイズを大きくすると、改行位置等に著しい崩れがあり、非常に読みにくいものとなった。単語内でスペースを使用する例も含め、スペースによるレイアウト調整の問題を認識するとともに、それを行なわなくてもある程度のレイアウトを実現できる
しくみづくりも求められるのではないだろうか。

近畿

大阪府

三重県では、音声ブラウザ等向けの「バナー広告をスキップします」があったが、大阪府では、バナー広告に空白のALT属性を設定しており、音声ブラウザ等では全く聞こえない状態にしている。昨年、「公式のコンテンツとバナーの区別をどのように利用者に意識させるのかという点については注意が必要であろう。」と指摘したが、絵として見えていることのみがバナーの効果であるとの判断があったのだろう。

都道府県のサイトではだいぶ少なくなったが、ホームページ・ビルダーの「どこでも配置モード」で作成した、文字サイズ変更時の表示や読み上げ順序等に全く配慮されていないページがあった。全体的なまとまりは感じるのだが、一部の壊滅的なページによるレーダーチャートへの影響は大きい。

兵庫県

昨年指摘した「見る・知る 詳細の一覧はここをクリック」などの不自然な画像のALT属性。丁寧にALT属性を設定しようとした結果と思い評価したいと温かく見守ってきたが、1年経ってもそのままだったので、今年は、それをよしとしないことにする。テキストリンクであれば、こんな不自然なラベルにはならないだろう。画像になったとたん、「○○へのリンク」や「○○はここをクリック」となってしまうのはどうしてだろう。

訪問前と訪問後でリンクテキストの色に変化がない。ガイドラインを見ても、そのことには触れていなかった。「リンクテキストは訪問済みであることがわかるよう留意する」という項目を、テキストかリンク設定に関する項目として入れていただけるとうれしい。

(2006年9月4日追記)調査後にWebサイトのリニューアルが行なわれたことを確認いたしました。

京都府

アクセシビリティを確保できているかと問われれば「できている」と答えても差し支えないように思う。昨年よりもチャートがやや小さいものとなってはいるが、調査対象ページの違いによるもので、アクセシビリティへの配慮が後退しているものではないと認識している。

「あえて一つケチをつけるとすれば、」と前置きした上で昨年指摘した、複数の「一覧を見る」のリンク。それがそのままになっているので、一つケチがついたままであるが、a要素のtitle属性には、「催し 募集・受付の一覧へ」とそれぞれ区別が可能な記述がなされている。

滋賀県

「最新情報」に毎日のように「県政eしんぶん」とだけ掲載されているが、県政eしんぶんは、報道発表資料であり、最新情報に掲載するのであれば、発表された内容を示さなければ意味がないのではないだろうか。

福井県同様、サイト内検索にGoogle、県サイトで広告掲載中という状況。県サイトへの掲載よりも安い費用で間接的な広告が可能となることは問題にならないのだろうか。Google パブリックサービス検索など、よりふさわしいサービスを選択すべきではないだろうか。

奈良県

4つ(観光・文化を加えると5つ)の大きな分類が存在しているにもかかわらず、「くらしの情報」配下の「生活」「保健・医療・福祉」など計8項目が、h1として記述されている。それ以外の見出しレベルは存在しておらず、構造の記述として不適切である。

昨年「トップページの主要4分類はtableの記述に問題があるため、分類とコンテンツを理解するのが難しい状況となっている。」と指摘したが、直っていないのでもっと具体的に言うと「横に読み上げてしまいますよ。」ということ。

来年までには直っていますように。

和歌山県

47都道府県の中で最も、CSS有効時と無効時の見た目が変わらないサイトである。これは「様々な環境で同じ見た目を提供できているからよい。」と捉えているのではなく、font要素やtableセルの背景色、レイアウトを調整するための画像などを駆使した旧型のサイトとして捉えている。

tableレイアウト全てが悪であるとは思わないし、実際、読み上げ順序には大きな問題はないが、より多様な環境への対応を考えると、標準仕様への準拠をもう少し意識すべきではないだろうか。

公式コンテンツと広告バナーの聞き分けが非常に難しい。前後のコンテンツ・名称、画像のALT属性など、公式コンテンツであると誤解しないような記述が求められる。

中国

鳥取県

サイト全体のアクセシビリティ対応への印象に比べて、過大なレーダーチャートができてしまった感がある。今調査では、調査対象ページを、トップページとトップページからリンクされている各ページと定めている。したがって、下層にどれほどのひどいページがあっても、トップページからそこへのリンクがなければ、減点する理由がない。このサイトでは、トップページからのリンクのほとんどが、形式の整ったメニューページへのリンクとなっていることもあって、このような結果となった。

一定の条件下で行なう横並び調査の限界とも言える部分であるが、限られたページだけでも、アクセシブルなページを用意できたことを褒めるべきであると感じた。

島根県

自治体におけるWebアクセシビリティの先駆的存在。と毎年のように書いてはいるが、本調査結果では必ずしもレーダーチャートとして表れてこなかった。

MP3形式を用いたページ内容の読み上げ、ふりがなの付与、文字サイズ・色の変更機能などを備えたツール群は、独自で開発されたものだという。多くの支援ツールは、動作環境に合致しないものでも、そのページにアクセスさせ、その後「エラー」というかたちで利用できないことが明らかになる。場合によっては利用者の操作に問題があるかのようなエラー表示がされることがある。ここでは、JavaScriptが有効でない環境からアクセスがあった場合には、ボタンを表示させないという方法で、エラーの原因を取り除いている。

岡山県

通常のトップページと、バリアフリートップページの構成が大きく異なっていて、バリアフリートップページは何を基準に分類しているのか不思議に思っていたが、通常のトップページではなく、「ホームページ便利ナビ」情報を探す入口だと仮定すると、合点のいくつくりであった。ならば、いっそ、「ホームページ便利ナビ」の分類をベースとしたトップページおよびサイト構成にすべきではないかと考えるのだが、何か不都合があるのだろうか。

「linkprefokayama.htm」とリンク先のファイル名をラベルとしているのは、昨年、一昨年から変わらず。「リンクについて」とする方がわかりやすいのは明白なのだが。

広島県

「来いぶらりネット@ひろしま」「わーくわくネットひろしま」「ブンカッキーネット」など、オリジナリティあふれる名称のサイトが豊富。親しみのわく名前をつけることは問題ないが、それが何に関する情報であるか、開いてみるまでわからないということでは困ってしまう。

一昨年から指摘している「広島県について」のALT属性が「県内各地の情報」となっていることは、概ね改善が見られた。が、一部の(しかも、新たに発表された)ページで、「県内各地の情報」のままとなっており、ページによってグローバルナビゲーションの表現が変わるという好ましくない状況になってしまった。古いままのテンプレートがどこかに残っているのではないだろうか。

山口県

トップページから想定するサイトの構成に極端に不自然なところはなく、利用者の目的に応じてテーマ別検索を利用する事ができそうな印象を受ける。だが、実際には、組織別の情報として扱われるコンテンツ、報道発表にしか存在しないコンテンツが多く、それらへの導線が細いため、情報にたどりつけない不安がある。

「県庁へのアクセス」「県庁舎案内」が「山口県庁」ではなく「総合案内」に分類されるなど違和感はぬぐえない。コンテンツの分類と視覚的な表現に強弱が感じられないので、もう少し発信者としての主張があってもよいのではないかと思う。

四国

徳島県

「pref.tokushima.jp」と「ourtokushima.net」という2つのドメイン名にコンテンツが展開されているが、どういったコンテンツがどのドメインに所属するのかがわかりにくかった。pref.tokushima.(lg.)jpであれば、それだけで徳島県の発信する情報であることが明らかである。.net等は公的なサイトであることがドメイン名からは主張しにくく、個人サイトが公的なサイトのフリをすることも可能である。安易に多くのドメイン名を用いて情報発信をすべきではないように思う。

新着情報に掲載されている各記事ページの上部には、ナビゲーションが何も存在しない。そればかりか、「徳島県」のロゴのALT属性は「*」と設定されており、情報発信者が誰であるのかという手がかりが少ないことが気になる。

香川県

昨年は47都道府県中最も軽い(ファイルサイズが小さい)トップページであったが、バナー広告掲載によって、ファイルサイズは昨年比2倍以上となった。とはいえ、シンプルなページ構成と、各ページの統一感は損なわれておらず、快適な閲覧環境が整っているといえる。

調査時にトップページからリンクされていたため「香川県職員採用案内 試験案内」が調査対象となったのだが、フレームの採用、フレームが動作しない環境への対応、コントラストの不足、画像のALT属性の欠如、すべてがPDFによる情報提供など、あらゆる問題が見つかった。下層には、まだ、このようなページが残っているのかも知れない。

愛媛県

今年の春にリニューアルされたはずであるが、情報の分類も、罫線・背景色、位置、大きさといった視覚的な表現に依存しており、見出し(h1~h6)要素は全く使用されていない。この時期の自治体サイトのリニューアルにおいて、JIS X8341-3が意識されないとは考えにくく、なぜ、このようなページとなったのか疑問である。

トップページのHTMLソースに、3200行程度の改行やスペースだけの無駄な行が存在している。FireFox等においては、それに起因して、ひどく隙間が発生しているのだが、何があったのだろうか。

「県内」「県外」「事業者」とそれぞれに向けたページがつくられているようだが、一目見ただけでは何が違うのか気づかず、入口を分けた意味がどこにあるのかわからない。

高知県

三重県のバナー広告スキップ、大阪府のバナー広告の空白のALTに続き、高知県では広告管理用URLをALT属性に設定するということが起きている。直前に「>>バナー広告の掲載について」というテキストがあるので、それ以下がもしかしたら広告だという認識が生まれるかもしれないが、音声ブラウザ利用者で、これを確実に広告であると理解できる人は少ないだろう。

サイト内検索に、トップページを含む主要なページではinfobeeを採用しているが、別のあるコンテンツではgooを採用している。そのコンテンツの情報も、infobeeで検索対象となっており、わざわざ別の検索を使用する意味は感じられないのだが、単に、担当者の好みといったところだろうか。

九州・沖縄

福岡県

Javascriptが無効になっている場合、検索機能が使用できない。「ホームページ検索の使い方」ページにはその旨の記載があるが、トップページの時点では、それに気がつくことがないので、何らかの方法で注意を促すことが必要ではないだろうか。

「ストップ非行県民運動」という一連の取り組みの中で、囲碁大会や講演会、マラソン大会が行なわれそれぞれ募集告知がされているが、「ストップ非行県民運動」としてしか情報が掲載されていないため、各イベントの存在に気づきにくい。個別の情報をどの単位でサイトに掲載すべきか検討が必要だろう。

佐賀県

「本サイトでサービスをご利用になる場合、ブラウザの「戻る」「進む」機能を使用すると、正しく動作しない場合がありますのでご注意ください。」との注意書きがある。どのサービスについての記載かは明らかでないが、ブラウザの戻る・進むは、基本的な操作であり、これが正しく動作しないとなると、快適な閲覧は望めないのではないだろうか。

上記に関連することなのかも知れないが、サイト上で1回リンクを辿っただけであるのに、ブラウザの「戻る」ボタンを2回押さなければ、元のページに戻ることができないことがあった。

謎が多いサイトである。

(2006年10月2日追記)調査後にWebサイトのリニューアルが行なわれたことを確認いたしました。

長崎県

「このページは、共通のメニューを読み飛ばすことができます。直接本文をご覧になるかたは「このページの情報へ」というリンクをクリックしてください。」と言われれば、「このページの情報へ」が直後にあると思うのだが、16個のページ内リンクの後にやっと念願の(?)リンクが表れるといった状態。それほどまでにページ内の各所に読み飛ばす必要性がどこにあるのかわからない。

ページ内リンクの出現順と、対象コンテンツのページ内での出現順が一致しなかったり、例えば、h2で記述されている部分に読み飛ばすといった構造との一致も見られなかったり、機能しない読み飛ばしがあったりと、読み飛ばしに関することだけでコメントが終わってしまうほど不可解かつ過剰と感じる。

熊本県

「県庁ホームページ作成ガイドライン」に「ウインドウを最大化した時に、横スクロールが発生しないよう横幅を800ピクセル以内で作成しましょう。(県庁ホームページ作成ガイドライン第3 ホームページ作成)」とある。横幅が800ピクセルのモニタで横スクロールが出ないようにするには、コンテンツ自体は750ピクセル程度が上限となる。ページに掲載されているキャプチャの解釈も間違っており、782ピクセルで作られているこのサイトは、残念ながら、対象とする環境で横スクロールが発生してしまう。

新着情報への列記の際、InternetExplorerの文字サイズ「中」で、1行に収まる範囲となるよう、タイトルの文字列をカットしている。「(8月30日)「これからの介護のあり方を考えるセミナー2006」を…」とあるのだが、そのセミナー結局どうなるのかわからず、もどかしい。

大分県

アドレスの変更はサイト運営上、仕方のない部分ではあるが、「アドレス変更のお知らせ」を見る機会がかなり多かった。アドレスが変更になった時点で、リンク元のページの設定を変更すれば、回避できる問題である。サイト内のリンク切れも目立つ。通常のメンテナンス作業の範疇として対応して欲しい。

サブサイトへのバナーのサイズ・配置の乱れが目につく。出来の悪いアフィリエイトサイトか、アダルトサイトの様相を呈している。決められたサイズのバナーを、整然と配置するだけで、サイトに対する信頼も向上するだろうし、アクセス数も変わってくるだろう。

宮崎県

トップページ左右に配置される「観光情報」等、いくつかの画像の様子がおかしい。ウィンドウのサイズに合わせて画像の表示サイズまでもが変わってしまうため、ウィンドウの幅が一定以下になると、画像内の文字が極めて読みにくいものとなってしまう。

トップページの最後に、電話番号一覧へのリンクがエクセル版とPDF版で用意されているが、トップページ内には、代表番号の一つすら電話番号の掲載がない。自治体でも年中無休のコールセンターを開設する動きが増えてきた中、悲しい状況であると言わざるをえない。

鹿児島県

トップページに並ぶリンクテキストも独自のコンテンツ名や略語、カタカナ語を極力使用しないという姿勢が見てとれ、派手に見せることよりも伝えること・伝わることに主眼が置かれているサイト構成になっている。

という昨年のコメントは引き継ぐことはできるが、下層のページを見ていくと、HTMLの記述や表現、内容にばらつきがある。「本県のすべてのページにおいてウェブアクセシビリティに配慮したものとなるよう努めてまいりたい」と書かれているので、早い段階で達成できるよう期待したい。

沖縄県

目的別を主体としながらも、「探し方」を最上位の分類としている点は、福島県と同タイプということになる。(「目的別」をページ内リンクとしている点も同様である。)

「Q&Aで探す」は、「よくある質問」集であるのかと思ったが、実際には「県民ハンドブック」というコンテンツを掲載しており、その中の一部が「○○したいときは」のような形式で掲載されている。Q&A形式ではなく資料として有用なものもあるのだが、「Q&Aで探す」というラベルからはそれを類推することはできず、「Q&Aで探す=県民ハンドブック」とすることは無理があるのではないか。