第3回 音声化ソフトでアクセシビリティ調査 (2003年9月15日掲載)
第1回、第2回のコラムで、ALT属性の必要性について述べてきた。
ALT属性が、何やらアクセシブルなWebサイトに欠かせないようだということが印象に残ったと思う。
前にも述べたが、Webサイトの多くは、画面に映る視覚的情報を中心に構成されているため、そこに不都合を感じやすいのは、視覚的情報が得られない、または、得られにくい人だろうことが、一番に思い浮かぶ。
そこで、今回は視覚障害者が通常利用する音声化ソフトの音声記録を用いて、ALT属性の必要性を具体的に示すことにした。
以下は、『ユニバーサルワークス』のサイトのトップページに、適切なALT属性をつけた場合と、そうでない場合の音声記録である。
どちらの場合も、画面に映るグラフィックに何の変化もないことに気をつけていただきたい。
- 適切なALT属性をつけた場合 (1分01秒、ファイルサイズ71KB)
- 何の配慮もしなかった場合 (1分03秒、ファイルサイズ73KB)
- 読み上げに使用したページの画像
- 音声が聞こえない方のためにテキスト版を用意しました。
筆者は、ユニバーサルワークスのアクセシビリティアナリストとしても、プライベートでも、多くのWebサイトを閲覧するが、同じグラフィックのものを、適切なALT属性をつけた場合とそうでない場合で聞き比べたのは初めてである。
改めて前者の安心感を体験させられた。
後者について述べるならば、筆者程度のスキルがあれば、リンク画像のファイル名から内容を想像し、進むこともできるが、それは、「『みんなが』使えるWebサイト」を目指すユニバーサルワークスのコンセプトに反する。
まずは、ALT属性に配慮すること、
これを、アクセシブルなWebサイトの基本として理解していただくために、3回にわたり紹介した。
- 今回のコラムが、テーマの関係上、アクセシブルでないことをお許しください。
- 音声を聞くことができない方は、Windows Media Playerをダウンロードしてください。