「みんな」が使えるWebサイトへ

アクセシビリティコラム

特別編(2) 大震災のこと

何しろ、毎月お気楽なコラムなので、大震災を受けてはとてもとても更新する気になれなかった。弊社所在地は、静岡県三島市で、東南海地震がずっと叫ばれている地域だ。3月11日、私は三島にいて、めまいがするような嫌な感じの地震を感じた。いよいよ東南海地震がやってきてしまったのではないかという不安の中でテレビをつけたところ、東北地方で大きな地震があったこと、6メートルの津波がやってくる恐れがあるということがわかった。「そんな、6メートルだなんて大げさな…。」と思いながら引き続きNHKの報道を聴いているうちに、大げさなんかじゃないことがわかってきた。見えない私にはテレビの情報は十分ではなかったのだけれど、見える人の解説により大変なことになってしまったことを理解した。

その後、三島市は東京電力管内のため、3月中は計画停電が何回か行われた。被災されたみなさんを思えば、3時間程度の停電など何でもないことだけれど、それでも大変に疲弊した。計画停電の「計画」が非常にわかりにくかった。所在地のグループが何番かを確かめ(グループ2だった)、その日その日で違う停電の時間帯に備える日々。停電の実行が直前でないとわからない場合もあり、家事と仕事とのバランスがめちゃくちゃになってしまった。

そう、我が社は電気がこないと商売にならない。お客様の助言で、Wimaxというインターネットに接続できる方法を取り入れ、ノートパソコンのバッテリー頼みで細々と営業はしたけれど、集中力にはどうしても欠ける。さまざまなメディアで節電が叫ばれ、トイレの便座の暖房と不必要なパソコンの電源は、節電対象の筆頭のようだった。そうなると、私は困ってしまうのだ。トイレの便座の暖房はすぐに切った。トイレに行って、おしりがひやっとする度に、蓮舫大臣の顔が浮かぶだけのことだ。しかし、パソコンの方は迷った。私のパソコン利用は、仕事というくくりでは必要だろうけれど、性質上、「遊び」の中から生まれる仕事だけに、不必要と言われれば否定できない。でも、遊ばないと仕事にならない。

つくづく、我が仕事たるや何かを考えさせられた。アクセシビリティで起業したとき、一番真ん中にすえた理念は社会貢献だった。会社の存続においても大震災を受けても、今、やれること、やるべきことは社会貢献だと思う。そのような思いから、ユニバーサルワークスとしては、代表がコラムに特別編を記した。また、日本広報協会発行の「月刊広報」(4月号)誌上においても、代表が連載している「ドクターSのサイト診断」コーナーに「特別編:災害発生時のインターネットによる情報発信」をテーマに寄稿したのでお読みいただきたい。

画像:月刊広報4月号 誌面のサンプル

見えないので、いわゆる電灯は、日ごろから自然と節電してはいるけれど、見えない我々が便利に生活するに当たり、電気は欠かせないなあと思った。そして、見えない中で被災した場合、どうしたら必要な情報にたどり着けるか、また、何が必要な情報なのかは今も整理がつかない。会社としては、前述した自治体サイトを中心に、適切な情報発信の手段についてこれからも考え、何らかの形で公表していく予定でいる。

被災され亡くなられたみなさんのご冥福と、復興の途上にあるすべてのみなさんの復興を心よりお祈りいたします。

関連するコラムを探す

タグ: ,