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アクセシビリティコラム

第95回 読書環境その3 ~ダウンロードの実践~

前回のコラム「第94回 読書環境その2 ~音訳データの利点~」を先にお読みいただくことをおすすめします。

さて、ダウンロードの手順について。まず、目的の音訳図書を探す。データで提供されていることがわかったら「ダウンロード」というボタンをクリック。すると、「保存していいですか?」というようなことを聞かれるので「保存しますよ。」というようなボタンをクリック。そして、「どんなファイル名でどこに保存しますか?」というようなことを聞かれるので、「このファイル名(本のタイトルがあらかじめ入っている模様)で、ここに(私はPCのマイドキュメントの中にダウンロード用のフォルダをつくった)に保存してくださいよ。」というようなことを設定してクリック。

しばらく待っていると変な効果音が聞こえてきてダウンロードが完了したらしいことがわかる。ここまでは、『サピエ』と私のPCの両方を使っている。

ここからは、もう『サピエ』はお役ごめんで、私のPCにはたらいてもらう。再生機に合うメディアにダウンロードしたデータを落とさなければならない。

私の場合、ベッドサイドに据え置きのプレクストークはコンパクトフラッシュというやつで、持ち運びできるプレクストークポケットはSDカードのようだ。なので、PCのUSBのところにカードリーダーなるものをつなぎ、どちらにもデータを落とせるようにした。この準備が整ったらいよいよデータを動かせる。

で、私はまだコンパクトフラッシュしか試していないのでコンパクトフラッシュの話をちょっと。約4センチ四方のプラスチックカードで、四つの辺の一辺に凸がある。凸部分を手前の下にして利用するようだ。SDカードはもっともっと小さくて薄いので、見えない私はコンパクトフラッシュくらいの大きさがないとなんとなく不安だ。それから、コンパクトフラッシュ、SDカードのいずれも容量というものがある。手持ちの再生機推奨の中から適当な容量のものを選ぼう。書籍の方の容量は『サピエ』上にきちんと記述があるので参考にして。では、コンパクトフラッシュをカードリーダーにセットする。

そして、PCのマイドキュメントにダウンロード用につくったフォルダを開いてみると、そこに『サピエ』からダウンロードした書籍が入っているはず。その書籍をクリックすると、「これをどうするんだ?」というようなことを聞かれるので、「進んでいいよ。(私のPCトーカーは「実行」)」という指示をする。すると、私のPCトーカーは、勝手に「展開したいんだけど、どこに展開する?」というようなことを言ってくるので、「じゃあ、そのままそこに展開とやらをして。」とOKサインを出す。しばらく待つと、例のダウンロードしたときと同じような効果音が聞こえるので、多分展開し終わったということだろう。展開が何かは謎だが、解凍のようなことをしている模様。

その後、展開後の書籍をクリックすると、データ番号のようなものとHTMLファイルの二つが入っているので、データ番号のようなものの方を「フォルダへコピー」する。このとき、コピー先にコンパクトフラッシュのある場所をを指定してね。私の環境ではコピーし終えた合図は特にないのでしばらく放置。(多分、『サピエ』からのダウンロードにかかった時間くらい待てばOKだと思う。)そろそろよかろうと思ったところでコンパクトフラッシュをカードリーダーから抜き取り、ベッドサイドの据え置きプレクストークに入れる。再生すると、

「おおっ、ちゃんと聞こえてきたよ~。」という感動を味わえる。

これで、寝っ転がりながら読書を堪能できるというわけ。オチはそこかよと思われるかもしれないが、人の意欲はそういうことから生まれるものさ。

いやあ、難しかった。

でも、できると非常に便利なので、視覚障害者のみなさんにはぜひがんばってもらいたい。PCっていろいろなことを聞いてくるけれどあまりびっくりしないことをおすすめする。あとは、ファイルの扱いにこなれているとよい。ファイルに名前をつけて保存するとか、名前の書き換えとか、それをフォルダに入れるとか、別のフォルダに移動やコピーをするとか、また、それらのツリー構造などがわかるといろいろなことが楽になると思う。

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