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アクセシビリティコラム

第93回 メディアと私の双方向性

朝、ご飯をつくったり食べたり片付けたりしているのでよくわからないし、まあ、集中して見ていてもやっぱりよくわからないだろうけれど、このところ、朝の番組で、今の天候だの体感だのを教えてくださいなどというものがある。我が家のテレビでもそれはできそうだが、どうしてここ三島の様子を伝えられるのだか、何をどのように操作すればよいのだかはよくわからない。

しばらくすると、本日の集計なるものが発表されるようだが、あわただしいのであまり見ていない。便利なのかそうでもないのかの判断はしかねるわけだが、また、ついていけない何かが始まっているのだなという、わくわくもするけれど心配なような悔しいような感情を抱く朝だ。

ラジオやFMの世界も、リスナーからの情報の受け取り方がさまざまになってきているのを感じる。子どものころは、ラジオといえばハガキでしょうというくらいハガキオンリーだったはず。ハガキが読み上げられるかどうかをリスナーは楽しみにしたり、J-ポップのランキングに一票!というのに必死になったりしていた。私は不参加だったけれど。あとは、たま~に電話出演などということがあったくらいだろう。これらは今も存在しているが、なんたって今はメールだ。番組ごとにフォームが用意されていて、そこにちゃちゃっと記入して送信ボタンを押せばOKだったり、普通にメールアドレスを記入して送信したりもできる。メール禁止の『サンデーソングブック』などに出くわすと、アクセシブルじゃないなあと感じつつも新鮮に思ってしまうくらい、パーソナリティは番組のURLやメールアドレスをしゃべりまくっている。

地元のFM局にK-MIXというのがある。この局の平日の午後に『2ストライク1ボール』という番組があって、これはリスナーの口コミをもとにFM局側が取材を敢行し、口コミそのものもだけれどその取材内容がネタになり番組が成り立っている。メインはその電話取材そのものであり、その日のお題にかかわるさまざまな業種、立場の人物が緊張しながら電話でしゃべらされている。この取材のもととなる口コミが、番組サイトの掲示板(「口コミBBS」と言う。)なのだ。この掲示板は、誰でも書き込めて誰でも読めるようになっている。だから、「たくさんのメッセージをいただきましたが、時間の都合で紹介できなくてごめんなさ~い。」などとパーソナリティが謝る必要は基本的にない。宣伝効果という意味では番組内で取り上げられる方がよいに決まっているが、もっと知りたい人は『口コミBBS』を覗きに行けばよいし、FM局側は、サイト上に掲示板をそのまま置いて置けばよい。

以前、『第81回 勝手にサイト診断9 ~BATTLE TALK RADIO アクセス~』で取り上げた『バトルトークラジオアクセス』は今年3月で終了してしまい、後継の番組は『ニュース探究ラジオDIG』というのだが、これはツイッターによるリスナーからの情報収集が新しく加わったようだ。パーソナリティは、FAX番号とメールアドレスに加え、「ハッシュタグ」なるものを必ず言い添えている。つぶやくのを、ログインするまで我慢できないであろう私は、ツイッター未体験なのでそのよさのほどはよくわからない。

このように、視聴者にやや参加を強いる感じの番組が増えている。私は一つも参加していなくて、それでも視聴に支障がないのだから別にかまわないのだろうが、メカに疎い人とか、高齢者とかは、朝の天気予報のお姉さんがこのところおかしなことを言い始めたことをどのように受け止めているのかに興味がある。

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