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アクセシビリティコラム

第81回 勝手にサイト診断9 ~BATTLE TALK RADIO アクセス~

真夏の夜に、ラジオにしてはずい分早口の女性の声が聞こえてきた。「渡辺真理の声だ、ラジオに出るようになったんだア。」と思って聴き続けてみた。 聴けば聴くほど噛みまくるし、報道のようだが落ち着かず、そわそわするけれど不思議とわくわくする番組だった。

TBSラジオの『BATTLE TALK RADIO アクセス』 という番組のようだ。毎日テーマが提示され、そのテーマについてナビゲーターの渡辺真理さん(金曜日は麻木久仁子さん)と日替わりのトークパーソナリティ とその日のテーマに精通した専門家とが、一般リスナーと討論(これを「BATTLE」と呼ぶ。)するというのが主な内容である。“みんなの意見”が大好き で、“専門家”を敬う気持ちが人一倍強い私には、かなりツボな番組だ。平日の22時スタートという、競合するテレビやラジオ番組がしょぼく、一応一日の終 わりで落ち着ける時間帯であることもさらによい。

この『BATTLE TALK RADIO アクセス』というのは、TBSをキーステーションに放送しているので、静岡県在住の私はSBSラジオで聴いているようだ。すると、24時までの番組なのだ が23時半ころになると、ナビゲーターの真理さんが「TBSラジオ以外でお聴きのみなさん、さようなら。」と言い出す。この時刻というのはBATTLEの 真っ最中なので大変悔しい思いをする。TBSラジオもかろうじて受信できるのだが、ものすごいノイズで毎晩聴くと頭が痛くなってくる。

そんな真夏のある日、この番組が2週間限定でインターネットストリーミング配信された。聴取率調査週間だからという理由らしい。早速『アクセス』 のサイトにアクセスしてみた。ウインドウズメディアプレーヤーが作動し、ローカル住人の私にも快適に聴くことができた。できれば毎晩配信してほしいもの だ。ただし、コマーシャルやBGMは流れないので雰囲気が出ないだけでなく、コマーシャル中は無音なので、私のような見えない人にはアクセスできているか どうかという点で不安材料になってしまう。番組終了の前のコーナーで楽曲を流す場合などもあり、それは楽曲1曲分がまるまる無音なので非常に不安だ。

インターネット配信のことがあり、『アクセス』のサイトにアクセスしてみたわけだが、サイトの方は番組の質と比べて残念なものだった。Webアク セシビリティ以前の問題というか、スタッフが片手間に作った感たっぷりのサイトである。『アクセス』ファンの私としては情報設計をし直してあげたい衝動にかられる。失礼ながら、私などでもわかりやすく作り直してあげられそうなレベルだ。『勝手にサイト診断』はアクセシブルなサイトを取り上げるよう心がけて いるが、今回はよくなることに期待して取り上げた。まあ、アクセスできないわけでもないし。

『アクセス』には「BATTLE TALK」のほかにも「カウントダウン・トゥデイ」という」コーナーがある。その日のニュースをランキングで紹介してくれて、情報源として手軽で有効だ。

先日、その中で、TBSとテレビ朝日がYoutubeと提携するというニュースが取り上げられていた。具体的なビジネスプランはこれからつめてい くとのことだったが、もうインターネットは無視できないわけなのだから、テレビもラジオもインターネットを上手に活用したらよいと思う。小学生の携帯電話所持規制なども含め、もう欠かせない媒体なのだから、便利で安全に利用できるようにリテラシーの教育に力を注ぎたいものだ。

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