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アクセシビリティコラム

第78回 有料サイト

有料サイトといってもさまざまだが、警戒を必要とするいかがわしい感じのもののことではない。私が見つけたのは、ナンチャラ会を名乗ってはいたが、 ある分野に非常に長けた人間が個人で運営しているサイトのようである。私は今、そのある分野についての情報がのどから手が出るほどほしい。

たとえばそのサイトの有料っぷりというか、ケチくさっぷりを説明すると、このユニバーサルワークスのコラムを第20回まで公開し、その後のものは タイトルだけをちょろっと見せたり、総合では○○回までありますなどと膨大な情報量が予測できるようにしたりの仕掛けがされているわけである。入会料を支 払って会員になり、さらに閲覧料を支払うことにより、非公開ページが閲覧できるようになるそうで、閲覧期間は1年間でその後は更新制となっているようだ。

「ケチ」と評してしまったが、それは私のようなサービス精神旺盛な(?)人間が感じるだけのことであって、冷静に見れば、閲覧にかかる費用とその情報価値に差はないというか、ひょっとすると安いくらいかもしれない。ここの会員になろうと思って、手続きの最初に手をかけたくらいでとどまっているのが現在である。そう、そのサイトのアクセシビリティへの配慮がいささか不安なのだ。公開されている情報はあるので、その後の展開も予想でき、ユーザビリティ に疑問符がつくにしても何とか情報を得られそうな様子ではある。しかし、有料なのだ。「有料」というだけで、他の(見える)会員には得られるのに、私に得 られない情報が少しでもあるかもしれないと思うと躊躇してしまう。ケチくさいのは私の方だと十分な自覚があるが、まさかこのようなところにアクセシビリ ティの壁が存在するとは思わなかった。

お金の浪費には敏感な私だが、時間の浪費の方は不思議と気にならない性格なので、同様の分野でもサービス精神旺盛な方がいらっしゃるかもしれない と考えネットサーフィンを開始した。すると、いらっしゃるのですよね。情報量については前述の方のサイトには劣るけれど、内容は確かに思えたし、何よりアクセシビリティへの配慮がされている。Webとは別の分野のサイトなので、この方はその分野だけではなく、Web制作においてもそれなりの知識がおありなのだろうと感じる。

Webサイトというのは、発信する側にも閲覧する側にもさまざまな活用の方法があり、おもしろいものだと感じた。また、今回は非常に稀な(私など会員対象外だろうと思われる。私は私こそ会員対象ナンバー1だと思っているが。)ケースかもしれないが、アクセシビリティへの配慮のいかんによっては会員獲得に失敗することもある。お互いよいバランスでWebサイトを発展させたいものである。

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