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アクセシビリティコラム

第75回 ノイズ

この仕事をしていて唯一の自慢というのは、PC一つで商売になるということだ。厳密にはそこにアプリケーションソフトを載せ、検証に別のPCを使用 しなければならないこともあるので混乱を防ぐために独立したキーボードを使用し、周囲への迷惑を考えイヤホンを利用しているので、(ノート)PCとキーボードとイヤホンが必要であるわけだが、それにしても引越しは楽々である。

ひょんなことから仕事部屋を変えた。そこは人々の休憩室のようなところなので、テレビあり、Wiiも利用できればDSもあり、CDも聴けるし、飲食も私語も自由な場所だ。ノイズ満載で、私の仕事環境としては最悪だ。

雑音にいらいらしながらも、自らこの部屋に移ってきたわけだし、雑音も楽しみ研究してやろうという、仕事上でだけ発揮されるいつものポジティブ精神でこの環境をじっくりと味わってみた。結構おもしろい結果となった。どの雑音に関してもうるさいなという気分になるのは避けられなかったが、仕事、つま り私のコンピュータ操作に必須の合成音声の聞き取りに支障をきたす雑音にははっきりとした違いがあった。

テレビがついていても、音楽がかかっていても、ゲームをされても、私のコンピュータ操作が行えないということはなかった。しかし、人々のしゃべる 声にはどうしても惑わされた。そこで、人々のしゃべる声をもう少し細かく分類して試してみた。人々のしゃべる声が、私に向けられているものだからではないかと疑ったからだ。ところが、しゃべる声の対象が私であってもなくても、私の耳はコンピュータの合成音声よりも人々のしゃべる声に引き寄せられていく。では、テレビで人々がしゃべる声についてはどうだろうと、情報番組を流しながらコンピュータを操作してみたところ、あまり気にならない。う~む、どういうこ とだろうと考えてしまうが、多分、生音というのは惑わされやすいということだろうと思う。

だから何なんだというコラムになってしまったが、私にとっては新しい貴重な体験だったので記録しておく。ちなみに、たった今鼻歌を歌われたが耳は鼻歌に引き寄せられた。引き寄せられると鼻歌が止まるまで戻ってこられないので大変迷惑をしている。

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