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アクセシビリティコラム

第62回 HTMLメールの扱い

私は見えていたころからお洒落に無頓着な人間で、服装とか化粧とかにこだわりがなかった。見えなくなった今も基本的にはその傾向は変わらない。だけど、見えない人間があまりにみすぼらしい格好をしていたり、見えるとか見えないとか以前に否応なく年齢は積み重なっていったりと、やはりいくらかの装いというものが必要である。そうとなれば、それなりの好みというものもあるわけだけど、それを実行するのはなかなか難しい。

そうした意味で、ここに『楽天に出向したい』を記したころから、好みのものを手に入れるのが容易になり、私の普段着の多くは楽天市場で購入したものになった。お洒落に無頓着だからイメージ通りでもそうでなくてもわりと機嫌よく装って暮らしている。自分のものだけでなく、家族のものまで選んだり、愛用の日用品が安く手に入らぬかと探索したり、なかなか楽しい日々である。ちょっと前まで楽天をあれほど敬遠していたのが嘘のようだ。そのような中で、いいものを安くゲットするためには店舗からのメルマガ情報がかかせない。

それなのに、そのメルマガがHTMLメールというやつのときがある。

私が普通に読むとHTMLソースのようなものしか聞こえてこない。メルマガ読者だけの特別情報があるらしいのにそれがさっぱりわからない。実に悲しい。それだけではない。楽天市場そのものから「お誕生日おめでとう、ポイントあげます」というようなメールが来たときも確かHTMLメールで、そこから あるページにアクセスしてログインしないといけないのにそれができなくてとても悲しかった。楽天以外にも読んでいるメルマガのいくつかはHTMLメールになってきた。以前はテキストとHTMLと選べることが多かったような気がするが、このごろはHTMLメールにしぼっている模様だ。それでも、親切なところは「読めない方はこちらへ」というようにWebページへの案内がある。これにはほっとさせられる。

私は見えなくても日常的にインターネットに触れている方だと思う。さまざまなことが流行ったり廃ったりするけれど、Webの世界というのは過渡期というよりは上昇期にあるようで、わっと流行って定着することが多いような気がする。それが、音声読み上げソフト利用者にも便利であればよいが、そうでない場合に抵抗の声をあげる間がないほどその流行が速くて、ちょっとついていけないなとかんじることがある。

HTMLメールもそうだ。見える人には視覚的に効果のある手法なのかもしれない。でも、音声読み上げソフト利用者にはどうなのだろう。何らかの方法で読めるのか読めないのかを確かめる間もなくそうしたメールが毎日押し寄せてくる。読めないことがはっきりするころには、もう、きっとそれは定着していて、今ごろ何言ってるの?というような反応しかされないのだ。

というわけで、疑問はここにふっておこう。

音声読み上げソフト利用者はHTMLメールをどう扱ったらよいのでしょうか。限界があるようであれば、Webページへの案内をどうぞよろしくお願いします。

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