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アクセシビリティコラム

第42回 自治体サイトWebアクセシビリティ調査2006を終えて(上)

ひとこと言うなれば、「みなさ~ん、自分とこのサイト見てますか~?」である。

「みなさ~ん」とは、情報発信側のみなさんということで、具体的に言うと自治体にお勤めの職員のみなさんのことだ。2003年に初めて調査を行っ たときは、それぞれのまちに住まうみなさんは、そこに住まう身として自治体サイトに愛着を持っているのだろうか?そうでないのならば、その旨伝えるべきだ と思っていたが、それは過大な要求かもしれないと感じてきた。そもそも、自治体の職員が何らかの記事をサイトに反映させたときに、どんなふうに載ったかな と確認すれば(必ずするだろうから)、それを見る側、つまり訪問者や利用者の視点でどうだろうかということに思いがいたるはずなのだ。そして、ついでに上 下の記事だとか、トップページの全体くらい見てみたらいいではないか。誤字くらい気づくだろうし、○○課はまたくだらない記事載せやがってなどと感じるの ではないかな。誤字に気づいたら直せばよいし、○○課への不満は心にいっぱいためてみたらよい。たまればきっと爆発する。それが愛着というものだ。

毎年言っているが、この調査はちっちゃな会社が勝手に行っている調査だ。頼んでもいないのに文句を言われて、不満を感じていらっしゃる自治体もあ るだろう。しかし、タダである。タダで自分とこのサイトを評価してくれて、ご丁寧にコメント付きである。

弊社はアクセシビリティで食っているのだから、嘘を言えば死活問題だ。白黒はっきりできないところもあって、そうした部分はそのように書く。逆 に、これはマズイなとはっきりしているところは、そのように書かざるを得ない。だから、そう書かれたら直せばよいではないか。1年後直されていなければ、 また同じように書く。でも、直さない、直せない理由って何だ?面倒だから直さないのか?そんなことは理由にならない。わかっちゃいるけど直せないのか?そ れはどうしてだ?担当者が代わった。元担当者に聞きに行けばいいじゃん。業者任せ。業者への仕様を見てみよう。「JIS準拠」とか、「アクセシビリティへ の配慮」とか書かれていないの?書かれていたら、仕様どおりに実装してくれない業者にお金を払ったということだ。住民の大切な税金を無駄遣いしたというこ とだ。

と、まあ、今回も白熱の調査だった。今年の夏も、私の耳が無事であったことは幸い。

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