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アクセシビリティコラム

第15回 自治体サイトWebアクセシビリティ調査2004を終えて(1)

へとへとである。

8月の1か月間をかけて、約130の自治体サイトの横並び調査を終えた。現在へとへとであるが、調査中にへとへとになってしまうわけにはい かず、その点が一番苦労したところである。横並び調査といっても、同時にすべてのサイトの調査を行えるはずはなく。1か月という期間を要したわけだが、た とえば、最初に調査したサイトと最後に調査したサイトにおいて、調査員の調査の目(耳)に違いがあってはならない。

ユニバーサルワークスの調査のよいところは、診断ツールを使用するのではなく、ひとつひとつをこの手と目と耳で確認していく、はっきり言っ てしまえば、ばかばかしい作業の積み重ねである点だと自負している。したがって、調査員の心身が、調査期間中、常に健康で同じように平静であることは、大 変重要な条件と言える。

50のチェックリストは、できるだけ客観的に評価できるようにつくったもので、各自治体のレーダーチャートにその評価が反映されている。そ れぞれの自治体サイトの傾向の確認や、他の自治体サイトとの相対的な評価にご利用いただけると思う。

コメントについては、それぞれの自治体サイトの絶対的な評価ととらえていただきたい。レーダーチャートには反映されないが、がんばっている 姿勢だとか、「ここをこのようにすれば、グッとポイントアップですよ。」などという点について、具体的に述べている。

ここで、調査員の平静な感情というものが活躍するわけである。サイトを調査していて、ホッと心が和んだとき、また、ムッと腹が立ったとき、 それは、どこがどうしてだからなのかを言葉にしたいのである。平らな感情が波打つとき、そこには何か理由があるわけで、そこを言葉にできれば、一歩改善が 進むだろうと信じてコメントしている。ここに文句?を書くことがなくなったとき、今後も恒例となるだろうユニバーサルワークスの『自治体サイトWebアク セシビリティ調査』は終わるのだと思う。

今年の調査で、平らな心が一番波打ったサイトを紹介しておこう。
残念ながらマイナスの波である。

「“Webアクセシビリティ”なんて言われてもわからないよ。」という自治体があっても(担当者がいても)仕方がないかなと少しは思う。だ から、「お宅のサイト、ここがこんなふうによくて、ここはこんなふうに悪いんです。」ということが、いくらか?商売になっているわけである。だけど、「そ りゃないでしょ。」と言いたくなるサイト。昨年も忠告しているのに、改善の気配まるでなし。平らな感情が波打つというか、かなりモチベーションが下がっ た。

勝手に行っている調査であるので、怒りをぶつけるのは筋違いと思うが、このまちに住む音声ブラウザ利用者や、このまちの情報が必要な音声ブ ラウザ利用者はこれでいいのだろうか?というわけで、私が矢面に立とう!

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