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アクセシビリティコラム

第121回 自治体サイトWebアクセシビリティ調査2016 を終えて(前編)

はい、おつかれさまです。本年も自治体サイトWebアクセシビリティ調査をいたしました。

恒例ですので、都道府県・政令市の公式サイトを横並びで調査しての総評を述べます。アクセシビリティの、また、本年におきましてはJISの達成基準に照らしての結果やコメントは各自治体の結果ページにありますので、そちらを参照いただくとして、私のコラムでは限りなく主観に近い総評といたします。

ナンバー1サイトは?

毎年のことですが、みなさんの聞きたいことのナンバー1は、「ズバリどこが『1番悪い』の?」ということなのだろうと思います。ですので、それにはお答えを控えることにして(笑)、『1番よい』方をお答えすることにします。音声で聞いていて、わかりやすいおもしろいサイトナンバー1はズバリ!「島根県」です。

こんなコンテンツ並べてどうなんだろうというサイトが多い中、島根県は、島根県民としても、他県からの訪問者だったとしても目的に応じた行動をとりやすいトップページに仕上がっています。調査中でもちょっとその先に行ってみたいと思いましたので。目で閲覧されているみなさんにとっても同様の感想を持てるとしたら本当によいサイトだと思います。

島根県(自治体サイトWebアクセシビリティ調査2016 調査結果)

グローバルナビゲーション

さて、みなさんが聞きたいことの半分はお話できましたので、次からは私がお話したいことをガンガン述べていきます。

本年は、閲覧者の閲覧行動を中心にいくつかの点にそってお話します。

まずはグローバルナビゲーションについて。さきほど絶賛した「島根県」ですが、グローバルナビゲーションを見てみるとわりと細かい。そして、私には内容が重複しているように感じます。そう感じてしまう原因は、(多分音声だけだと思うのですが)大項目と小項目の違いがわからないからです。それでもよいサイトだなと感じるのはなぜか?それは、「この辺に(私の求めている情報が)あるだろう」という予測がつくからだと思います。ものすごくいい加減なことを言うようですが、調査でない通常の閲覧のときは、文言の詳細なんて聞いちゃいないわけです。この辺のリンクボタンを2つ3つポチッとすれば行き着くだろうと思えればOKなのです。だから、そう思わせる情報設計にしてトップに並べておけばOKということです。そういう意味では私はざっくりとしたグローバルナビゲーションが好みです。樹形図の幹がより太いやつがタイプです。時々あるでしょう?トップページからKJ法か?とつっこみたくなるやつが。あれは勘弁してほしいなと思います。2つ3つのポチッとではきかないので。

カレンダーってどうですか?

さて、どんどんいきましょう。お次はカレンダーです。

これはみなさんにお聞きしたい。自治体サイトのトップページのカレンダーの日付って、どういうときにポチッとするのですか?

今日何があるかなとか、明日何があるかなとか、今度の○曜日に何があるかなってそんなに日付というようなピンポイントで知りたいのですか?

カレンダーで示される情報はイベントに関する情報が多いと思うのですが、私だったらもっとざっくりとした期間でどんなことがあるかなと知りたいなあと思います。それなのに、1か月分の日付をトップページの段階で延々と読まれるのは勘弁してねと思ってしまうのですが。31数えるのも待てない私が、今流行のSNSズラ~ッのトップページに耐えられるわけがない。言うまでもない。直前に読み飛ばしボタンをつけても無駄です。ないよりはいいが、私は一切使いません。それを使って私の頭の中のページ遷移が狂うのは迷惑です。

あくまでも私の場合ですが。

後編へ続く)

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