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アクセシビリティコラム

第2回 「適切な」ALT属性とは何か

前回のコラムで、 「ALT属性とは、画像に意味をもたせるものである。」とお話した。 では、画像にどのような意味を持たせるのか、 また、どのような意味を持たせたらよいのかということが、 今回のコラムのテーマである。

ALT属性のつけ方には、2通りの方法が考えられる。 ひとつは、その画像に“文字や文章のALT属性”をつける場合、 それから、もうひとつは、“空白のALT属性”をつける場合である。 それぞれを適切に使い分けるために、 例を挙げてお話を進めよう。

前者、“文字や文章のALT属性”をつける場合について。
そこに画像が存在するからといって、 「画像です。」というALT属性をつけても意味がないだろう。 それがどのような画像なのか、 タイトル画像ならば、 そのタイトルをALT属性としてつけなければならないだろうし、 そのWebサイトを象徴する写真ならば、 簡潔な説明が必要であろう。
たとえば、静岡県のWebサイトのトップページに、 富士山の写真画像があるのならば、 「壮大な富士山の写真です。」とでも言ってもらえれば、 おおっ、静岡県にやってきたなという感じがする。

後者、“空白のALT属性”をつける場合について。 そこに画像が存在するからといって、 視覚的なアクセントのために存在する画像にまで、 文字によるALT属性をつけるのはいかがなものか。 静岡県のWebサイトの項目の頭に、 りんごのマークがついているからといって、 項目を選択するたびに、 「りんごマーク」、「りんごマーク」と繰り返されては、 あれっ、青森県と間違えたかなと一瞬と惑う。 このような場合は、その画像に空白のALT属性をつけてやる方が適切である。

画像に意味をもたせるとき、 情報を発信する者(製作者)は、その情報を受ける者に、 どのように理解してもらいたいかを考慮して、ALT属性をつけることが、 よりアクセシブルなwebサイトへの近道である。

今回は、以下のメッセージを残そう。
ALT属性には「文字」と「空白」が存在する。

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