第117回 ミュージアムの音声ガイド

私は見えないくせに美術館や博物館によく行く。しかし、触って感じる美術館とか、学芸員の解説付き博物館とか、視覚障害者に特化したサービスを求めているわけではない。よく行くといっても、一人でふらふらと出かけるわけはなく、いつも同行者がいるので、館内をいっしょに歩きながら、同行者が「へぇ~。」とか「ふーん。」とか感心したときにだけ、「ナニナニ?」と首を突っ込みその理由を簡単に説明してもらい満足している。随分乏しい鑑賞と思われるかもしれないが、見える人たちだって、記憶に残っているのはそんな程度であろう。 Continue reading 第117回 ミュージアムの音声ガイド